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2014.07.19  DULL-COLORED POP Vol.14 「音楽劇・河童」 とりあえず初日の感想 <<20:39


「河童」いよいよ幕が開きましたね。初日行ってまいりました。

※ここから先はいち三津谷ファンの感想と思ってあたたかくみまもってやってください…!
※2回目観劇して直したほうがいいなと感じたところを修正しております。(7/22)
とくに劇中のセリフは台本準拠に直しました

みつやさんが今まで出てこられたのとは全く違う環境・作品であることが明白だったので、
みつクラ全般、いったいどんなお芝居が待ち受けているのか、どこかドキドキしていたと思います。
そのドキドキは、おおよそ当たっていたと言える。
なんとなく覚悟はできていたけど、
自分が理解のできないものをおなかの真ん中に放り込まれる衝撃は、
やっぱり実際に受け止めるとズドーン!ドシン!ドオォォン!ってくるね!
…っていう作品でした!
面白いことは間違いなく面白いんだけど、
「楽しい」っていうエンタメ方向での面白いではなく、
嫌だよう~こわいよう~でもやっぱり観て良かったな…って苦しみながら絞り出す系の「面白い」です。

未見の人を怯えさせてどうする!笑

ここからがんがんストーリーに触れますのでネタバレ注意。
谷さんは「原作をかなり書き換えました」と言っているけど、
でも舞台上に立ち上がっているお芝居は原作をそのまま体現していたと私は思いました。
※お芝居の内容に感想を挟んでいきますので、
舞台情景などを説明する部分は紫いろにしておきます!


開演、という明確なアナウンスはなく、気づいたら芝居が現実を侵食していた。
谷さんが客席の後ろから、すっと舞台前に歩み出て、
一礼しておもむろに口を開く、そこから世界は始まっていた。

「本日はお越し頂きありがとうございます。
始まる前にみなさんにひとつお願いがあります。
今のうちに、携帯電話はどうぞ電源からお切りください。
マナーモードとかにしてても、隣の人は気になっちゃうかもしれないですからね。
今僕もね、こうやって切りますからね。(手元でスマートフォンを操作しながら)

―――今日これからご覧いただくのは、」


とある精神病患者の話です、っていう形で、気づけばお芝居は始まっていました。
谷さんの前説は、原作の冒頭箇所と思って頂ければ良いです。
ふと気が付くと谷さんの前説中に、
ほの明るい舞台上、一色さん演じる主役の精神病患者23号が現れていた。
(台本によるとA氏、と表記されているので、以降はA氏とします)

この冒頭からの、自分が座っている座席と舞台上の世界とが地続きな感覚に、
ほんとに背筋がぞくぞくしました…こわかった。
吉祥寺シアターはすごく小ぶりな劇場なのですが、
天井がものすごく高く、ステージ自体にはかなり奥行もあるので、
舞台上の出来事が客席に迫ってくる力がはんぱないです。
観ている側が飲み込まれてしまう感じ。
舞台・客席のつくりと演目が噛みあうとそれだけでこんな威力を発揮するのか、と思った。

精神病院に入院している精神病患者、A氏。
彼の口から滔々と語られていくとある出来事。
上高地の温泉に出かけて、自殺をしようと思うが出来ない彼。
そんな彼の周りをレインコートを着たたくさんの人たちが行きかう。
雑踏の中にいるような人々の肉声のざわめき、時折あがる笑い声。
まるで空気のようなA氏、
彼が世界にいかに居場所を持たないのかということが刺さるほどよくわかる。

このときまだ舞台はかなり暗くて、
一色さん以外の役者さんは、全員衣装の上にレインコートを着て、
顔をうつむけた状態で動き回るので…ホラーか!ホラーなのか!!!
っていうくらい私は怖かったですw
もともとお化け屋敷に大人になっても入れないくらいの極度のこわがりだからさ、、
暗闇で顔が見えない人がたくさん行き交ってる様子がほんとに怖かった。
(といいつつ、みつやさんがどこにいるのか全センサーを発動して探していた、そして見つけていた私)

A氏は、自殺をしあぐねている橋の上で、友人と思しき人物を見かけ、
彼のことを夢中で追いかける。
必死で呼び止めるけれど、その人物はひらりひらりと逃げ続け、姿を隠してしまう。
そして最後にその人物は一言だけ、口をひらく。

「―――君は僕を見下しているんだ、本音では」


これ、みつやさんが演じているのですが。
ものっすごくひんやりした視線が空を刺していて、ヒャァァァァァァ…ってなりました。
青じろい怒りの炎がみえそうな演技をしている時のみつやさんはいつもセクシーだなとおもいます

気付かぬうちにどことも知れない穴の中へ落ち込み、
A氏が辿りついた先は、河童の国だった。


A氏と同様に、観ている私たちも、河童の国へ否応なしに招待されることになります。
ここからがもー、ほんとに、しんどかったー!!!涙
でもしんどくて当然というか正解というか、みせる側の狙い通りではあると思います。
観ている間、とにかく「人間の国に帰りたいよぉ~~~」って思ってました。
なぜなら河童たちの感性は、人間とは違うからです。
彼らは悲劇を見て爆笑し、コントを見て恐ろしさに涙を流す。
優しさっていう感覚も持ちえないのではないか。
自分の常識が通じずに、憤慨したり恐ろしくなったりするA氏の姿は、
そのまま観ている私たちにダブっていきます。

でも、なんていうのかなぁ、完璧に「感性が違う」のではなくて、
人間が「本音」と「建て前」を使い分けているうち、「建て前」だけをバッサリ切り捨てた結果、
のようでもある。
だから、それを言っちゃあおしまいだよ、言いたいことはわかるけどぉ~~、、、
みたいな感覚もあって、なんかバツが悪いといいますか…。
あべこべ、正反対の世界ならまだましなんですよ。そう割り切ってみればいいから。
そうではなくて、「お前たち人間はそんなバカなことをやってるんだろ?」って、
でも本音はどうなんだ?みたいな突きつけられ方が、まじでしんどいの。

前述の通り、舞台と客席が近いのもあいまって、
ほんとに自分がその世界に取り込まれてしまう感覚を味わいます。
なので結果、帰りたくなるという。笑

そんな中でみつやさんは「かっぱのキチガイ」、河童の精神病患者を演じます。
劇中で呼ばれることはないですが、台本によると名前はピップ、
原作にはない、谷さんが創作した役です。
(追記:1回だけ、呼ばれるシーンがありました。初登場の時点では名前の説明はありません。)
※ここが大ウソだったんですすみません~~看護師さんがピップさんって呼びかけてた…
公演期間に直せなくてごめんなさい。

河童が精神を病む、それはつまり人間のようになるということ。
ピップは物語をすすめるうえで、非常に重要な役割を担います。


河童の国の”社会科見学”の一環として、
看護婦に連れられ病院施設の中を見て回るA氏。
彼はその途中、周囲に手当たり次第に胡瓜を投げつけている一匹の河童に出会う。
「わーい、ぼくはかっぱのキチガイ、かっぱのキチガイ、かっぱのキチガイだーーい!!!」
そう喚いているピップを見て、A氏は驚く。
なぜなら彼は、A氏が河童の国にやってくる前に上高地の橋の上で見かけた、
”友人にそっくりな人物”にどこか似ていたからだ。
A氏は思わず「少し、散歩をしないか」と持ちかける。
嫌がるピップもしぶしぶ承諾し、ふたりは会話をする。
ピップはA氏に、人間の世界についていろんな質問をし、
「僕は気がくるってしまった」
「誰かのお皿を撫でてあげたり、肉まんを買って帰ったり、手を握ったりしてみたいと思うのです」
と笑みを浮かべて語る。


もう、ここで当然のように涙腺決壊するしかないよね…

河童の価値観に疲れている我々の目の前に現れる「かっぱのキチガイ」の存在は、
真夏の蒸し暑い部屋に吹き込む一筋の風のようなさわやかさで観客を癒します。
みつやさんの透明無垢な演技がほんとうにほんとうに心に刺さる。
表情の作り方も声の出し方も、体のつかいかたひとつひとつ、
ほんとうに素敵だった。毎回いうけどみつやさんはステージを踏むたび明らかに上達してる。
そのことに感動しているさなか、肉まんをあげて拒絶される姿がつらいし、
僕は狂ってしまった、っていうあきらめを湛えたほほ笑みがつらいし、
とにかく「感動するけどすんげーつらい」んですよ!!!
肉まん今すぐ買ってあげるしもらってあげるよォォォォ!!!!
ってみつクラは心の中で絶叫していたことでしょう。

そしてあろうことか…

ピップは狂っている自分と世界のズレに耐えられず、
A氏の見ている前で、服毒自殺をする。
その現場は河童の国でいちばん高い建造物であるかっぱタワー。
まるで予定されていたエンタメショーの一貫であるかのように、
ピップの死は「珍しい自殺をする河童です!」と館内放送されてしまう。
挙句の果てにピップの亡骸をかこんで、河童たちは盆踊りをおどりだす。
A氏はひとり絶望を味わうのだった。


自殺してしまう前のセリフのひとことひとことが、本当につらい。としか言いようがない。
そして推しが舞台上で死ぬて、なんつか、ものすごいダメージですね…!
(あ、そういや真田十勇士でも死んでたか。でもあれは仲間と華々しく散ってったから全然ちがう;;)
しかも絶望して死んでいったよあの子…
ギャアアアアア!ウワァァァァァァァア!!!!!
…ってなってる目の前では盆踊りですよあなた。
こっちが発狂しそうです。笑


んでね!さらにね!河童のお姉さんがね!
「ここから10分の休憩を頂戴しまーす!その間、トイレに行ったりされない方、
こうして舞台の上で踊ってますんで、よろしかったら一緒にどうぞー!」
っていうんですよ!笑

(; ゚ ロ゚)!? …(。Д゚; 三 ;゚Д゚)!?!?!??

もう完璧にテンションが迷子。
河童のみなさんは舞台上で楽しそうに踊り狂ってるし(これがまた賑やかな音楽で)、
その真ん中でみつやさんは眠り姫みたいにしんでるし、
なんかもうほんと帰りたさMAXでした!!!!!ほめてます!!!!!笑
いやね、舞台に上がれるってすごく面白い試みだし、そりゃ是非参加してみたい気持ちもあるけど、
・・・・真ん中であの子死んでるやーーん!!!!!
っていう、どう頑張っても笑顔になれないシチュエーションで、
ほんとうにどうしたらいいか分からな過ぎてもはや面白かった!
さらには一色さんに姫抱きされて退場してってハギャァァァァァアァでしたよ…
ちなみに初日舞台で河童と盆踊りをおどっていた観客の方は3名くらいでした!
後半になるにつれて人数も増えていくんだろうなぁとおもいました。

で、あわあわしている間に二幕が始まり。

「えーー!河童タワーに、幽霊が出るーーー!?」

やみてぃぇー(´;ω;`)だからホラーですて(´;ω;`)まじこわいて(´;ω;`)
思いっきり照明も落とされるし…!
もうほんと後ろにだれかいるんじゃないかとソワソワですよこわすぎて!!!
(※管理人はいい年してほんとばかみたいな極度の怖がりです)

真偽のほどを確かめようと、
霊媒師の呼びかけに応じて夜の河童タワーに集まる河童たち。
そこに現れた、噂通りのかっぱのキチガイの幽霊。
いろんな河童たちが口ぐちに、彼が死んだ理由などを問いかける。
それにこたえる幽霊、そして最後に。
質問をしようと手を挙げたのはA氏だった。
「あなたの質問には答えたくありません」「お願いだ、ひとつだけ」
「生まれ変わるなら、どっちがいい…河童的存在か、人間か」

このあと怯えすぎてたんか台詞がぶっ飛んでるわー汗
手元に台本あるのですが(500円で購入できますよ!)、
見ちゃうと初見の感想飛んじゃうから書き終わってからみようとおもってて!
とりあえず役名と前説しかまだよんでなくて!(読めよ)

幽霊なみつやさんは、舞台天井から釣り下がる、
半透明のおおきなカーテンの後ろ側にいるのですが、
最終的にはカーテンを払いのけて再び舞台上に出てきます。
人間の国に帰るだって?何をいまさら?
って詰め寄りはやし立てる河童たちの中心になって、
A氏の周りで踊り狂います。
…このときの狂気としかいいようのない表情にまたやられる~~!

(※そして初回観劇時は河童のお産のことが頭から抜け落ちていた…
補足しようと思ったけどあきらめました!笑)

夜が明けたのか、舞台上にほんのりと明るく光が差し込んでくる。

「帰るって、どこに帰るんです。」

「人間の国へ。」

「…だいじょうぶ、すぐ帰れますよ。一緒にがんばりましょう。
…やけに日が差すね。カーテン、閉めておいてあげなさい。」
「はーい」

気が付けばそこは、A氏が河童の国について語りだした、
精神病院のベッドの上だった。

「色んな河童たちが見舞いにくるけど、
哲学者の彼だけはやってこないんです、どうやら寝込んでいるらしい。
先生が許してくれさえすれば、僕は見舞いに行ってやりたいんですが―――」



…はぁぁぁぁぁ(脱力)
ものっすごい体力をつかう観劇だった!!!!!

ここまで文字数を費やしても、全然書き足りてない。
たとえば役者さん全員の身体能力がやばいほど高かったこととか。
バカみたいな感想ですが、人間ってこんなに動けるんだ…!って感動しました。
まるでばねのようにはずんだり、竹のようにしなったり、
男性も女性もものすごく動く動く。表現としてのダンス、ものすごいクオリティの高さ。
一色さんのジャンプ力に目が飛び出そうになった。。
そしてその中でもまったく見劣りしないみつやさんの身体能力にはあごがはずれそうに。
普段から「動ける」ことはよく知ってるけど、でもここまでだったのかと!?
いい意味で期待をものすごく裏切ってくれるから応援したくなっちゃうんだよね…!
そしてものすごっくいろんな表情がみられるので、その点でも嬉しさ爆発でした。
やっぱりわたしはみつやさんのきめ細かい表情の演技がだいすき!!

あと、これもどっひゃーポイントの一つだったんですけど、書いておかなければ!
下ネタがものすごくどきついですww
あんまりはっきり描写されるのと、あとその時間がかなり長い(笑)ために、
思わず客席で硬直してしまって、あげくのはてに
「若手俳優とは」「ファンとは」みたいなことを考え始めました(真顔)
なにがいいたいかっつーと、
いかに普段彼らを漂白・抗菌された世界においてるのかってことに気づかされるって算段ですよ!
あれだよ、女性アイドルが「トイレ?いきません~」みたいなさ!
表現を追い求めていく存在が、それでいいのか?いや絶対よくないだろ!
でもなんでそうなってるんだっけ?市場の要請?事務所の方針?
…って頭が訳のわかんない方向にこんがらがりました。
ああいう表現も含めて、ある種露悪的な世界だからこそ、
かっぱのキチガイの鋭い痛みが存在しえるわけですよね。うん。。
とりあえず心の準備できてなかったのでびっくりしたよ!っていうお話でした。
でもほんと出てくれて良かった!!!って思いました!何目線!!!

1回だけじゃかけないかなと思ったけど自分の感じたことをまとめるくらいならなんとか。
いわゆる「考察」はできない系ブログなので。笑
台本手元にあるなら台詞ちゃんと書き写したまえよ、ですが、
記憶をもとに再構成することが大好きなのでそのまま突っ走りました。
細かい言い回しが間違ってるのは大目にみてくださいね;;

まだまだ観劇回あるので、河童の国に引きずり込まれて帰ってこれなくならないよう、
ハートを強くもってのぞみます!!!
みつやさんは今回も板の上でほんとに幸せそうに生きているので、
その点はばっちり未見のみつくらさんに保証しときます~!!
観劇後はみなさん良い水質で、体調を整えられてください。クワァー(`・Θ・´)

どえらい長文にお付き合いいただいてありがとうございましたー!

**思い出して気になったことがあったので追記。
このしんどさの源泉なにかな~~って考えてたんですが、
A氏もピップも見事なまでに最後までひとりぼっちだから、ですかね…。
異質なもの同士な彼らは、言葉を交わし、それなりに交流はするけれど、
決してお互い分かり合えはしない、友人にはなれない。
そのすれ違いの様が、幽霊になったピップからA氏への答えに凝縮されてるんですよね。
でもたぶんA氏は心のどこかで友達になりたかったんじゃないかなっていう、
結果的に友人を2度失ってるような感覚に陥ったんじゃないかなっていう…
突き詰めるとどこまでもつらく、暗い世界にはまり込んでいきますね。。。
でもあそこで二人が理解しあってしまったら、なんか全然別の話になってしまうしなー。
ああああしんどいけど早く2回目観に行きたい~!
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