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2015.12.31  Patch stage vol.7「幽悲伝」 感想 <<17:54


すっかり時間が空いてしまったのですが、
っていうかもはやあと数時間で今年おわるんですが!ようやく時間が取れたので更新。

Patch stage vol.7「幽悲伝」。
12/19-20の二日間、大阪の森ノ宮ピロティホールで見届けてきました!
まるで一瞬のように感じられる怒濤の3公演でした。

「日出づる処、未だひとつとならず時代。」
舞台は大和の宮廷、気を狂わせた凪大王が、
次々と家臣を斬り殺す場面で幕を開ける。
その場にかけつけ惨状を目の当たりにし、
「なんということを・・」と言葉を失う摂政、猿美弥。
そんな彼の言葉が聞こえているのかいないのか、
自分にしか見えない世界を見つめるような目をして、凪大王は言う。

「黄泉比良坂の門は閉じられた。この世は穢れを受けた。
世はこの先、不浄なり」

雷鳴がとどろき、暗転した舞台上。
徐々に明るさをとりもどしたその中に、
直立して静止する人々のシルエットが浮かび上がる。

全員での作品世界のイントロダクションの群唱、
そして主役二人による、「Patch stage vol.7 幽悲伝」の堂々たるタイトルコール。
冒頭から、本当にかっこよかった・・・!

***************************************

ストーリーは秋に観たDステ版とほとんど変わらないんですが、
本当に全く別の作品に見えました。
とは言っても、足された(もしくはDステ版で削られた部分が復活したかの)箇所は、
そこまで盛りだくさんというわけでもなくて。
脚本と演出のつながりや相性といったことを思わず考えながらの観劇でした。

書きたいことがてんでバラバラなので、
カテゴリ?ごとになんとなくまとめますね。
ほんとぐちゃぐちゃで読みづらくてごめんなさい。。


●劇団Patchについて
Patchのお芝居を生で観るのは今回が初めてだったんですが、
たった3公演しかない中でも、一歩ずつ階段を登っていくというか、
どんどん進化していくというか、「劇団」という集団であることの強みを感じました。
きっと相互作用がすごくあるんだと思うの。
同期、先輩、後輩、どの組み合わせでも、
絶対にお互いに負けたくないとおもっていて、
でも一緒だから観られる景色があることもわかっていて、
本当に熱くてがむしゃらで、ちょっと危うささえ感じさせる猪突猛進する姿、
観ていてとてもぐっときました。
末満さんの指導で、ずっとストレートプレイで揉まれてきているからか、
演技の水準はすでに十分高いところまできているんだなとも思いました。
相当厳しい稽古をしたんだと思うんですが、
殺陣もとにかくすごい迫力で、息もぴったり合っていて。

私はSPECTERをDVDで観ただけの、
まだまだメンバー全員の顔と名前があやふやなレベルの人間ですが、
観ているうちにどんどんみんなのことが愛しくなりました。
けんめいに努力する姿って、やっぱりいつでも本物で、
人の心に訴えかける力を持っているんだと思う。
こんなんでほんと恐縮ですが、森ノ宮ピロティという夢の舞台に立つところ、
乗り越えなければならない壁、ハードルを克服して、
その経験を自分の強さとして取り込んだ瞬間を見せてもらえて、
とってもうれしかったです。

●作品全体の感想について
今回わたしは各登場人物の中で、海里と都月のきょうだいに感情移入しながらみてました。
とくに都月・・あれは本当につらいというか可哀想だ・・
ああここにも、選ばれなかった存在が。。と思ってしまいました。
陽向の仇をともに討とうと、ギリギリのところで兄に縋るのに、
勝手にしろと、面倒なことにつきあうつもりはないとはねのけられてから、
頼るものをなくし、自分が貫いてきた「やがて大王となる兄を支える」というよすがをなくし、
心を狂わせていく都月の姿、とても苦しかった・・・
絞り出すように繰り返される、
「兄上さえいなければ」っていうゆうほくんの台詞の言い方、
本当に胸をぎゅっとつかまれるようで。

そして海里。
自らの運命を定められていることに憤慨するあまり、
大切なものもいつしか次々に失ってしまう海里。
なにも考えてなかったわけじゃない、
でも、俺の存在は俺が決めたいんだ、っていう悲痛な叫びが、
きっと胸の奥底にあったんだと思う。

だとしても、海里の振る舞いはあまりにも自分勝手で、
気にかけてくれる周囲の優しさも払いのけてしまうし、
自業自得だ、おまえが悪い、と言われても仕方ないようにも見えます。

でも、劇中で海里はちゃんと罰をうけていると私は思います。
それは「生きなければならない」という罰。

海里は差しのべられた陽向の手を取れなかったことを悔いて、
死出の酒をあおり、彼女を黄泉国へ迎えにいく。
でも黄泉国で出会った陽向はもう、以前の陽向じゃなかった。
彼女は黄泉比良坂をのぼり、うつつ世に再び現れ、
他の黄泉人と一緒に生者たちを喰い、死の世界へといざなう。
つまり彼女は、海里と手をとりあう存在ではなく、
海里の生きる世界を滅ぼす元凶となってしまう。
猿美弥はそんな娘を斬ってほしいと海里に言う。
そして海里は自らの手で陽向にとどめを刺し、永遠の別れを告げる。

父である凪の大王は、一度死に黄泉人となってもなお、
海里と都月の二人を同じく黄泉人として甦った毘流古から守ったうえで、
海里の目の前で二度目の死を迎える。
「成すべきことを成せ」という、
その時の海里には、あまりに重い言葉を残して。

そして弟の都月は、目の前で陽向を殺されたことに激昂し、
「俺と共に生きろ」と海里が差し出した手を、剣でうち払う。
海里は「こんなことをして何になる?お前まで失いたくない」と叫ぶのに、
都月は目の前で、自分の命を断ってしまう。
夕陽の向こう側で、また3人で会おう、という約束だけを残して。


海里はどれほど悔いたことだろう。
自分があのとき、あんな自分勝手な行動をとらなければ、
大切な人たちは死なずにすんだ。
世界もこれほどまでに、傷つかずにすんだ。
自分がやってきたことは全て、目を背けたくなるほどに、取り返しがつかない。

そこで歩みをとめ、絶望し、生きることを放棄できたら、
それはどんなに楽なことだろう。
救済としての死は、きっと海里の目の前にもあった。

でも海里はそこで踏みとどまる。
ただ「生きる」こと、生きて自分ができることをやり尽くすこと、
それが彼にとっての罰であり、希望だから。
自分がしでかしたことの後悔と覚悟を持って、
「それでも生きる」道を選ぶのだ。
どんなに苦しくても、彼はきっと、二度と逃げないだろう。
大王として、自らの運命、成すべきことを成そうとするだろう。

過ちは無には返せない、失われた命は戻ってはこない。
それを心に刻み込んで、生きること。
希望として罰として、海里は生きることと向き合っていくのだと思う。

「海里が自分勝手すぎる」というのは、
私もDステ版を観たときにはすごく思ったことだったんですが、
今回の幽悲伝を観ていたら、不思議と上記のような納得感が生まれてました。

そして海里役のけいごうくんが、本当によかった!
肩の力を抜いた感じというか、バカ皇子っぷりを自然体で出せていたと思うし、
自分の立場から逃げることをやめた時からの根性が座った様子も、
本当によかった。。(そろそろ語彙力怪しい)
今回は3公演しかなかった訳なんですけど、
その中でもどんどん魅力を増していく様子にただただ驚かされてました。
とくに千秋楽が!!
ラスト、「天子たる詔を」と猿美弥に促されて、
初めて大王としての言葉を発するときの、堂々たる様子。
声に自信と覚悟がみなぎっていた。
そして「やがて夜空にのぼる月に誓おう」と言いながら、
都月の亡骸に目を落とすときの哀しみにみちた表情。
「地を這い、泥をすすり、それでも生きる」
っていうコピーは、すべてが終わった後の海里に向けられた言葉なんじゃないかなって、
けいごうくんの表情をみていて思いました。
カテコでも、すべてを出し尽くした、やりきった人にしかできない、
本当にすてきな表情をしてて、思わず泣いてしまった。

なんていうか、海里も都月も、お互いのことが本当に大切だったんだなって思うの。
海里は黄泉比良坂を下ったけど、それは陽向に恋愛感情を持っているからでは恐らくなくて、
「もう一度、都月と陽向と三人で、茜さす、大和の海を、見たかった」からだったし…
都月もあんなに海里を憎んで、ともに生きようという手を振り払ったのに、
最後には「兄上、またお会いしましょう」ってやわらかい表情で言うから…
大切なのに、誰よりも理解しあっているはずなのに、
徹底的にすれ違って、最終的には悲しみの中で歩む道が分かれてしまう二人が、
「あぁここにもいる!」ってなりますよね。
でも海里は一人じゃないからまだいいよね!
猿美弥も出雲も、きっとずっと側にいてくれる。
生きることがどんなに苦しくても、彼には支えてくれる存在がいる。
それを考えると、やっぱり幽悲伝のラストには私は希望を強く感じます。


●みつやさんについて
(※すみませんここからはいわゆるファンの欲目というやつです!)
D-BOYS代表的な立ち位置を担うこと、
Patchメンバーの夢の舞台に参加することについて悩み、
一度は出演オファーを辞退したというみつやさん。
それを覆して出演することになった時点で、
並々ならぬ決意や覚悟があったことと思います。
元々大阪ではかなり早いタイミングから稽古が始まっていたので、
みつやさんが稽古に合流したタイミングはかなり遅れてでした。
その中で、自分ができることを日々考えて行動し続ける、
精神的にも肉体的にもハードな期間だったと思います。

でもそれを経て、みつやさんが舞台上でみせてくれた毘流古は、
間違いなくみつやさんにしかできない役として完成されていた。
驚異的としか思えない身体能力をフルに使い、
二本の直刀を自分の体の一部のように操り、
突然静止したかと思えば流れるように動き出す。
その中で次々に、周囲にいる者ものを斬りすててゆく。
終始笑みを浮かべて、目を狂気にぎらつかせながら。

ほんっとうに、かっこよかったです・・・
あんなに動けてあんなに強くて、そしてさらには美しいんですよ。。
毘流古がでてくると、瞬間舞台の息づかいが変調する。
一瞬で場を掌握するオーラというか強さというか、、
本当に心がふるえるとはまさにこのことかと。

殺陣の手数も誰よりも多かったはず。。
一人で三人を相手にしていたりだね、、いったいどうなってるの?ってくらい動きまくる。
そして刀さばきだけじゃなくて、下半身を含めた全身の使い方がすばらしかったです!
GARANTIDOで(帯状疱疹がでるまで・・・)苦しんで習得したカポエイラが、
絶対に生きているなって感じました。
ものすごく高く脚あがるし、回し蹴りも軽やかだし、
あの体幹あってこそのしなやかなターンとか、
こんなすごいものを観させてもらっていいのか!?
ってなるレベルでした。
衣装もものすごく似合ってて!
殺陣で翻る裾さばきの!うつくしさたるや!!!
ひとりだけタイトなシルエットで、身のこなしと相まって中性的な雰囲気を醸し出してて、
とにかく異彩放ちまくってた。まさに異形でした。

演技もね、またね・・末満さんがみつやさんに、
狂気をはらんだ役を当てたがる気持ちは本当によくわかります。
みつやさんはなんとなく、集団にいても、どこか異質なものを放つタイプだと思うんですよね。
存在感、オーラと言い換えることもできるけど、
ストレートに言うならば「なにか、ちょっと変」な存在だと思うの。
かすかにだけど確かに違和感を放ってしまうというか。
それを見ていて、きっとうずうずしちゃうんだろうな、
もっとその持ち味を引き出してやる、思う存分狂ってみせるがいい!
…みたいな思考をほのかに(勝手に)感じるのでした。

そんな狂った毘流古が二部の始まりに告げる、
「ここから先は、悪夢ばかりだ」のセリフが死にそうにかっこよかったです。
空気を作るのも!うまいし!声の出し方とか!ほんとに!もう!!
こういう台詞演技でみつやさんの成長ってすごく感じられる気がする。
あと黄泉人となってからの毘流古がまた、よかった~~~~!
そして何より死に際ですね…。
糸が切れるように、ふっと意識が途切れる演出も良かったなぁ。
あぁみつやさんがまた死にたくないのに舞台上で死んでいく…って思ったよね。笑
千秋楽のカーテンコールでははっきりわかるほどに涙ぐんで、
でも心から安堵、達成感の表情を浮かべていて。
本当にお疲れ様!と拍手をおくりました。

Dステ版のぴー毘流古をみて、
あーこれは、たしかにみつやさんにも似合うな…
と思ったけど、予想を超えてきてた。
あんなものを見せてもらえるなんて~~~!って拝みたい気分でした。
ほんと、応援しがいのありすぎる俳優さんです!!!

***************************************

とりあえず書きたいことは書いた、かな…
ちゃんと内容まとめきれずに申し訳ないです><
ひとつの記事におさめようとするからいけないんだよね~!

みつやさんの出演が発表になった時点では、
どんな舞台になるのかも分からないし、
自分の中でどう受け止めることになるのか全然予想もできてなかったけど、
とても思い出深く、観劇できてよかった~!って思える3公演でした。
今年はこれで観劇納めだったのだけど、1年を締めくくるにふさわしい濃さでした。
あと予想以上にPatchのみんなに愛着がわいてしまうというか、
応援したくなるに…決まってるよ!!ってなったよ。
みつやさんが懐きまくっていたせいでとってもゆうほくんが気になります!
かわいいしかっこいいし面白いね!!

相変わらずこんな感じでいきなり終わるのですが。。
読みづらい長文に最後までお付き合いくださった方、ありがとうございました!
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